初輪行 Part4 Final

わずか一日の輪行を長々と連載しましたが、まきを入れたいと思います。

16:20過ぎに聖天宮を発った僕は、埼玉県から地元茨城県に真っ直ぐ向かいました。桶川市を過ぎて、東北本線の白岡駅に来た頃にはもう真っ暗になっていました。

埼玉県を自転車で走るのは初めてでしたし、暗い中帰るのは危険ということで、途中で通りかかった白岡駅から電車に乗って帰ろうかと思い、自転車を停めて駅前で調べてみました。ネットの乗り換え案内の結果は、白岡駅からだと上野まで45分かけて行き、そこから常磐線で帰るという経路が出ました。折角ここまで来たのに、長い時間かけて電車で帰るのはいやな感じがしました。埼玉県から茨城県への電車アクセスはとても不便とあらためて思いました。

そこで電車はやめて、暗闇の中、自転車で走り通すことにしました。千葉県は一瞬で過ぎ、路上の案内表示もあった道の駅さかいに来ました。とうとう茨城県に帰ってきました。しかし、道の駅はもう閉まっていました。道の駅で夕食しつつ一休みと思っていたのに、残念でした。

そのまま走り続け、猿島のセブンイレブンで軽食、小休止しました。19:18頃にセブンイレブンを出発し、走りました。このツーリングの経路設定では、極力、幹線道路を避けていました。そのため、街灯がほとんど無いのはもちろん、砂利道も少なくありませんでした。真っ暗な中、とある集落の交差点にたどり着きました。僕のGPSの経路設定方法だと、きちんと道に沿って経路が設定されているところは多いものの、経路が道でないところを通っていて、自分で判断していかなければならないときが時々あります。この集落の交差点もそんなところでした。どちらに行ったらいいのかまったく分からず、街灯も無く真っ暗です。月はおぼろ月でそれほど明るくありませんでした。不安な状況でしたが、適当な方向に進みました。そして、何度か道を曲がって進んだところ、なんとまた同じ交差点に出てしまいました。リアルにダンジョンだと思いました。その交差点から、途中までさっきと同じように進み、幹線道路に出た後、分からないものの、さっきとは逆に進んでみました。それが正解で、なんとか自分の家の方向に続く道へと進むことができました。

ここから先は、これまで通りGPSの経路を参考にしつつ、一方、なるべく幹線道路を通ることにしました。幹線道路とはいっても、県内、あまり自動車の交通量もなく、快適でした。

秋の夜は昼間とは打って変わって、寒くなってきました。鼻水が止まらなくなりました。これを無視していたら、風邪が悪化してしまうと思いました。コンビニに立ち寄り、持参していたレインコートを着ました。走っているときとても温かくなり、体感で10℃ぐらいは上昇したように思います。鼻水も止まって安心しました。高価なレインコートでしたが、小型軽量でありながらしっかり役立っています。

夜の筑波山と自転車道

夜の筑波山と自転車道

筑波サーキット近くの幹線道路を通り、真っ直ぐ東へ進みました。つくば市の大穂の辺りに来ましたら、それまでの真っ暗な田舎とは一変し、まるでディズニーランドの夜みたいな都会に感じられました。大穂からは、東に行った方が、自分の家の方に近かったようですが、とにかく国道125号線に出ることだけを考えていましたので、少し遠回りで北上していってしまいました。北上して走っていると、暗闇の中、筑波山がぐんぐん大きく近づいてきて、これは絶対おかしいと思いました。筑波山のふもとの方には多少明かりもきらめいていて、なかなか迫力があり、あまり山に近づいていってしまうことで、遠回りしてしまう不安がつのりました。しばらくすると国道125号線に出て、国道をしばらく進むと、Pit Stopつくば北条に出てびっくりしました。いつも家の方からか、筑波山を下りた後に来ていたので、このように来て、Pit Stopに出るとは知らなかったのです。21:30頃到着したとき、Pit Stopはさすがに既に暖簾が下ろされていました。明るい内にこちらまで帰ってくる予定だったのですが…。けれども、夜の筑波山を見たことはあまり無かったのでいいものを見ました。そこで、記念に写真撮影しました。このような高感度撮影がデジタルカメラで手軽にできるようになったことにも大変感動しました。

ここからはもう帰り慣れていますし、直ぐだと思いました。ところがこの日、初輪行でありながら、重たい一眼レフカメラを背負っていたのです。この重さによる肩こりの激痛がひどくなり、途中休み休みでした。結局、22:30頃にようやく帰宅しました。

走行距離は150~200km程でした。GPSを途中、結構しばらくの間止めたままで気付きませんでしたので、正確な距離は分かりません。一日のツーリングでの距離としては、僕の最長更新と思います。翌日、疲労感が強かったです。予定通りに行かない中でも無事目的地到着と、帰着を果たしました。これまでになく、本当に旅だったと思い、満足できました。だらだらと書き連ねました。お読みいただきました皆様、お疲れ様でした。

初輪行 Part4 Final” に対して5件のコメントがあります。

  1. ノリトモ より:

    輪行ツーリングお疲れ様でした。
    暗闇を走る様子が、スリルと共に伝わって来ました。
    知らない場所や街を抜けて地元に戻ってくると、凄く安心した気持ちになりますよね。

  2. manami より:

    大変だったねぇ~<img src="http://img.mixi.net/img/emoji/78.gif&quot; alt="あせあせ(飛び散る汗)" width="16" height="16" class="emoji" border="0"> 
    オツカレチャ━━━━( ´∀`)━━━━ン!!!!

  3. Kozo より:

    ノリトモさん、
    多少大変な状況になっても、無事に帰ってこられましたのは、ノリトモさんをはじめ、
    練習会でご一緒いただきました皆様のおかげでもあります。
    自分としては達成できた部分がありました。さらにまた輪行などをしてみたいという
    やる気が出てきました。
    えっちゃん、
    輪行の日記の全部にコメントいただき、ありがとうございました!

  4. JOJO より:

    一緒に旅をさせてもらった気分になれます。
    あ~無事に帰れてよかった…と安堵しました。

  5. 小野諭 より:

    JOJOさん、
    ありがとうございます。またこのような機会がありましたら、なるべくそちらに寄れるくらいの安心できる時間に戻ってこられたらと思います。

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