2015救急救命講習会-3

AED

AED(自動体外式除細動器)は心臓のけいれんを止める装置です。必要な場合にけいれんを止めるためのショックを起こす装置で、これがあっても胸骨圧迫は必要です。

AEDの置いてある場所は、検索して確認できます。できれば事前に確認しておくべきです。

AEDの検索サイト

検索サイトは、検索して簡単に見付かりました。サイトによって掲載数も、信用性もまちまちと思います。AEDで使用する電極パッドは使い捨てで、一度使ったら再度購入が必要なので、実際に利用できる状況にあるかどうかは確実には分からないでしょう。下記のようなサイトで検索してみました。下記1つ目の地図は、Android版検索アプリからも参照できました。

日本全国AEDマップ:
http://aedm.jp/

AED設置場所検索:
http://www.qqzaidan.jp/AED/aed.htm

上記の検索サイトは、下記の「日本救急医療財団 全国AEDマップ」へと変更されたようです。

日本救急医療財団 全国AEDマップ:
https://www.qqzaidanmap.jp/

救急救命でのAEDの使用

胸骨圧迫をしているときにAEDが届いたら、届けてくれた人がAEDを使えるかどうかを確認します。

AEDが入っているバッグを開け、本体の電源を入れます。

本体のほかに、電極パッドなどが入っているはずです。パッドは使い捨てで、大人用と子供用があります。子供には子供用を使うべきですが、無ければ大人用でも使用できます。反対に、大人に子供用では十分な効果が得られないため、使うべきではありません。

パッドの張り方は、AEDに絵が記載されているように、心臓を挟む形で張ります。心臓を挟む形ならばよいので、例えばペースメーカーを付けているといった理由で絵の通りに張れないならば、左右反対にして張っても問題ありません。張るとき汗をかいていたら、タオルでふき取ってから張ります。ネックレスなどは無理に取らなくても、よけておけば大丈夫です。心拍計は簡単に外れるようならば、外すとよいそうです。

パッドのコード先端の接続部がAED本体に差し込まれていることを確認します。

AEDはまず、ショックが必要な状態かどうか診断します。AEDからのメッセージで、「離れてください」と言われるまでは胸骨圧迫を続けることができますので、それまでは胸骨圧迫を続けます。

診断が終わったら、胸骨圧迫を再開します。

ショックが必要な状態の場合は、その旨メッセージがあります。メッセージで伝えられる通り、ショックの実施には再度ボタンを押す必要があり、その際にはパッドが張られた人から離れている必要があります。ボタンを押す際には、自分が離れるだけでなく、周囲の人に離れてくださいと言って知らせます。離れていなかったために内またをやけどするという事故も発生しているそうです。

ショックが終わったら、胸骨圧迫を再開します。パッドは張ったままで構いません。ショックが必要な状態かどうかの診断が定期的に行われます。

 

 

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