ヤマト運輸の最新システム7次NEKO

日経コミュニケーション2月号に標題のシステムが紹介されていた。

概要は、こうだ。
それまでのシステムを昨年いっぱい近くかけて更新し、7次NEKOになった。以前は、ドライバーが持つ携帯端末と、データセンターとは、クライアント-サーバー型のシステムであり、携帯端末側のアプリケーションで処理が必要だった。それを、配達・集配用システムなどの基幹業務以外については、Webアプリケーションのシステムにするという更新だった。これにより、基幹業務以外では、業務を止めずにアプリケーションの変更をすることが可能となった。それまでは、携帯端末を全回収して入れ替えなければアプリケーションを更新できなかったが、データセンター側のサーバーのプログラムを更新すれば、基幹業務以外のアプリケーションは更新されるようになったのだ。

基幹業務はなぜそのようなWebアプリケーションにしなかったのかというと、完全にWebアプリケーション化してしまうと、山間部への配達時など、電波が届かないところで使用できなくなってしまうからだそうだ。

僕が愚考するに、電波が届かない内は携帯端末とデータセンターとの間でデータ交換できなくて仕方がないので、電波が通じたらデータ交換されるという運用を行っているようだ。